会長ご挨拶
富山松友会のホームページをご覧いただき、まことにありがとうございます。
当会は、昭和27年に発足し、おかげをもちまして令和4年に、創立七十周年を迎えることができました。
これもひとえに皆様方のあたたかいご支援とご厚情の賜物と心より感謝申し上げます。
能楽はユネスコ世界無形文化遺産にも登録されている、日本の古典芸能のひとつで、舞と謡と囃子、さらに狂言からなる総合的な演劇です。謡曲、謡(うたい)は、その声楽と台詞をうたうものです。夏目漱石『我が輩は猫である』にも「謡を習ったり」などとありますが、古来、多くの人々に趣味としてたしなまれてきました。「謡曲十五徳」のように、その意義と効用もさまざまにいわれてきています。
私たちがお稽古している観世流は、大和猿楽四座の一つである結崎座(観世座)にその源流を求めることができ、室町時代から現在に至るまで、六百有余年の歴史を刻んでおります。
あなたも私たちと一緒に、日本古典芸能を自ら体験し、お稽古を楽しみませんか。
富 山 松 友 会
会長 數川 悟